2011年1月26日のブログの転記です。
今日は竹中平蔵先生の「経済古典は役に立つ」を読んでいます。
古典になぞらえての小泉改革を推進した竹中先生の意思の拠りどころを垣間見れるような本です。
小泉内閣については人によって意見が相当異なりますが郵政事業を民営化させた屈強な精神は尊敬すべきであると感じています。
今回、この本について取り上げたのは第4章の「シュムペーターの創造的破壊」という章で語られているイノベーションの内容が興味深く、ご紹介したいと思いました。
イノベーションとは新結合を遂行することであると言っています。
新結合とは新しいやり方で従来の生産技術やサービス、商品を結び付けることだとしています。
プロ野球選手がカヌーを漕いでみたり、陶芸をしてみたりとオフにシーズンにいろいろなトレーニングを試みていますがこういったこともイノベーションな発想ではないでしょうか?
体のバランスや精神集中といった野球に必要な要素を野球の練習とは違った試みから得ていく。
視点を広げることや従来の発想を否定してみることからイノベーティブな効果が得られるように思いますが自分を自由な発想に解き放つ内外環境も重要な要素かもしれませんね。