日本メーカーによるブランディング

2011年2月11日のブログの転記です。

東京は雪による寒さが増してますね。
現在行っているプロジェクトのひとつがようやく山を越えようとしています。
少し、時間が出来たので最近、考えていたことを書こうと思います。
日本のコンテンツビジネスの代表格であるアニメやマンガが欧米で人気が出ていることは周知の事実ですが音楽や映像など他のジャンルが海外へと進出する場合に課題になるのが需要と共に認知をいかに広げるかだと思います。アニメやマンガはオタクという言葉が海外でも受け入れられているようにアンダーグランドから徐々に広がり、アニマックスやカーテューンなどのチャンネルでも放送されることでクオリティや楽しさを現地の人達が実感できたことは大きいのではないでしょうか。
パフィがアメリカデューした際に自分達が主人公のアニメ番組がカーテューンでも放送されて家庭での子供から老人へと幅広い認知を広げる結果となりました。私も子供の頃にわざわざアンテナをTVKに合わせアニメ ザ・ビートルズを夕方から観るのが好きでした。

アニメと音楽など他ジャンルとのコラボはソニーや角川グループなどシナジーを活かした実績は多くあります。アメリカで日本企業のブランド力を見るとソニーやトヨタ、ホンダといった家電メーカーが圧倒的であり、長い歴史の中で品質や安全性といった今では日本のイメージに直結する要素を生み出してきました。Cool Japanという日本のコンテンツビジネスであるソフトとそれを流通、デバイスとして展開するハードウェア。ソニーはその両面をひとつの企業で持つ企業ですが世界にブランドイメージとしてすでに定着している家電などのメーカーと今後、飛躍し海外への展開が見込まれるコンテンツビジネスはうまく相乗効果を生み出せる要素があるのではないかと考えています。日本は新興国と違い、特定分野ではすでに海外のどこの国でも知られているブランドがあるのです。そのような企業とのコラボレーションによるイノベーションを生み出す何かをいま、考えています。当然、メーカーにはメーカーの商品の特性やポリシーなど一長一短ではありません。応用が利くモデルかも分かりません。難しい命題ですが何かフロンテイィアがあるように私には感じられます。

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